Agile Japan 2011 サテライト北海道に参加してきました。こういったイベントに参加するのは、札幌Ruby会議03に続き2回目です。
まずは聴いて、心に残ったことをまとめます。
議事メモ
基調講演、会場での講演
- 最小の、そして必須のパターンは evangelist pattern
- システムの置き換えのとき、既存のプログラムを見ない。人に聞いて仕事のインプットとアウトプットを把握し、それを一からシステムにする
- 自分から話しかける。人の誘いを断らない
- アジャイルとは度合いである
- 技術や概念に名前が付き、それが(本などで)世に出た時点でファンタジーである。それを自分のところに持ち帰るには変換が必要
- そのまま全部取り込もうとするとえらいことになるよ
- 内側の質、外側の質。内側の質がないと潰れてしまう、続かない
- もう一度その仕事にアサインされて楽しいと思うか?
事例紹介
- かんばん ToDo, Doing, Reviewing
- タスクを1時間から1日の細かいタスクに分ける。間違っていたときの無駄になる期間が短くなる
- いろんな取り組みに名前をつける
- 顧客から変更要望があったときの試す時間は5 minutesパターン等。名前が付いているとみんな口ずさんでくれる
- かんばんに貢献度をつける
- モチベーションあがる
- 顧客が定期リリースを見てくれない(実行環境がない)場合は、Excelに貼り付けて出すとかでもいい
- かんばんとTrac、どちらがいい? 連動できるとより良い?
- アジャイルで失うもの(リスクといったほうが正しいのかな?) プログラマの疲弊、過剰要求、カウボーイ化
- どうすれば良いか 人間中心の再確認(15分の朝会では個人の話は出来ない)。マネージャーが気をつけるべきこと
感想
- 基調講演 リンダ・ライジングさんのお話は、心理学のお話が具体的な数値で紹介されていて興味深かった
- 角谷さんのお話は、いちいち説得力がある気がする。実体験があるからなのか
- 和田さんは今回始めてお見受けしたが、クールで温和な雰囲気のなかに、すごい人オーラが出てた
- 近くにいた人に思い切って話しかけてみたら、すごく親切に答えてもらって感激した
- ユニットテストをどこまでやったらいいのか悩んでいると言う質問に答えてくれた。正解はないらしいが、要件に近いところからテストを組んで、徐々に細かいレベルをやっていく。細かすぎるところは割り切ってやらない判断も必要、など。
- 誰かも知らずに話しかけたんですが、その直後前に立って講演しだしたのでものすごくびっくり。その後名刺を交換したら、会社のとても偉い方でまたまたびっくり。
- 会社の上司が、こういったイベントで技術系の話ができるって、いいなぁ〜。あこがれるなぁ〜。
- 最後は数人のグループになって「今後やりたいこと」などを話す。みなさんの話はとても新鮮で、ためになった
全体を通じてとても楽しかったです。角谷さんもおっしゃっていましたが、同じ思いを持っている同志がいるってことはとても心強いな思いました。
いろんな方と話ができて、特にみなさん気さくに話をしてくれて本当にうれしかったです。