目的
自宅で使っているサーバが本当にあまりにも古くなってきました。なんと十数年前から使っているPCなんですよ。何度もハードディスクを交換したりして使ってきましたが、意外と問題になるのがホコリです。
ケースの隙間やファンとヒートシンクには分厚くホコリがたまります。年に一回くらい掃除機で吸ったりしてました。今は電源ユニットのファンについているホコリがひどいです。ファンにホコリがたまると回転のバランスが悪くなるせいなのか、かなり音が大きくなるんですよ。でも電源ユニットって開けちゃいけないって書いてあるし掃除し辛くて。ときどき不気味な「ぐごごご」と音をあげるPCを見て、もうそろそろ引退かなと思いました。
そしてさっそく新しい(でもすごく安い)PCを購入して、サーバの交換の準備です。まず必要になるのはOSのインストールディスクですね。今回はCentOS5.5のインストールディスクをDVDで準備しようと思います。
サイトからISOファイルをダウンロードする
CentOSの公式サイトはこちらです。
http://www.centos.org/
インストールディスクを作るには、ISOというイメージファイルをCDやDVDにそのまま焼くだけです。CDでもDVDでもどちらでもかまわないんですが、最近のCentOSはCDだとかなり枚数が多く、焼くのが大変なので、今回はDVDを作成します。
ダウンロードページを見ると、いろんなミラーサイトがあるので、お好みの近くて早そうなところを選びましょう。私は理研のサイト選びました。
http://ftp.riken.jp/Linux/centos/5.5/isos/i386/
CentOS-5.5-i386-bin-DVD.isoというのがDVD用のISOファイルですね。これをダウンロードしましょう。
ISOファイルを焼くためのライティングソフトを手に入れる
無事ダウンロードできたら、これをDVD-Rなどに焼くためのソフトを手に入れましょう。ISOが焼けるものならどんなものでも良いです。私のPCにはCyberLink Power2Goというツールが入っていたんですが、なぜか起動直後に強制終了する……。なんだかわからないけど使えねぇ〜。
しょうがないのでフリーの焼きツールを手に入れます。ImgBurnというツールを使いました。ここのサイトの記事を参考にしました。
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早速インストール……でも起動しない
DVDが焼けたら、ドライブに入れて起動すればインストールの画面が起動します! ……のはずが、なんかエラーが出て起動しない……。
ISOLINUX 3.11 2005-09-02 Copyright (C) 1994-2005 H. Peter Anvin isolinux: Disk error 20, AX = 42C0, drive EF Boot failed: press a key to retry...
おっかしいなぁ。焼きに失敗したのかしら。もう一回焼いてみたが同じように失敗。
原因をネットで調べてみると、1.ダウンロードに失敗している、2.焼きに失敗している のどちらかだという話。まあそうだよね。
初心に戻って、まずはダウンロードしてきたものがちゃんと正しいかチェックしましょう。チェックするにはMD5ハッシュをチェックすればよいです。
先ほどISOをダウンロードしてきたサイトに、md5sum.txtというファイルがあり、この中にハッシュ値が書かれています。ダウンロードしてきたISOファイルのMD5ハッシュ値を取り、その値がこのファイルに書かれているハッシュ値と一致しているなら、ダウンロードしてきたファイルは完全であることが証明される。
でもWindowsXPだと、MD5が標準で入ってないですね。しょうがないので、サイトからダウンロード。
HashChecker
http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se283188.html
このツールを立ち上げて、チェックしたいファイル(この場合はISOファイル)をドラッグ&ドロップするだけでハッシュ値が計算されます。どれどれ……。
な、なんと! 全然違う値じゃないですか! あっちゃ〜。こんな初歩的なミスをしているなんて。
もう一回ダウンロードしなおして、今度は事前にちゃんとMD5をチェックして問題ないことを確かめて、DVD-Rに焼いてみたらあっさりちゃんと起動できました。
ファイルサイズの大きいものをダウンロードするときは、レジュームできるダウンロードツールを使ったほうがいいですねぇ。